Tomorrow
香り豊かな一杯のコーヒーが、
くらしに心地よい
リズムをつくり出す。

LIVING WITH COFFEE

空間を整えることから始まる
コーヒータイム。

窓を開けて新鮮な空気を呼び込む。散らかっているところがあれば整理をする。簡単にお掃除を済ませる。コーヒーカップを手にしてソファーに腰をおろした時、目に映る部屋の風景が心地よくなるように整えていく。

刈込隆二さん、弓庭暢香さんご夫婦のコーヒータイムは、まずはそんな空間づくりから始まる。
「コーヒーは、味や香りを楽しむことはもちろんですが、おいしく飲むための準備を一つひとつ整えていくことも、私たちにとっては欠かせない大切なことなんです」

部屋が整えばその日の気分にあわせて豆の種類を選び、ゆっくりと丁寧に挽いていく。もちろん豆によって淹れ方も変わる。コーヒー独特の穏やかな香りが部屋に広がる。そして、大好きなモノやインテリアに囲まれた落ち着きの空間で、一杯のコーヒーを心おきなく楽しむ。手間をかけた準備があるからこそ、一杯のコーヒーがとても充実したものになるのだろう。

「出会ったころは忙しいということもあって、コーヒーを淹れる時間がもったいないっていってたんですよ。それが今では、私以上に豆の種類や淹れ方、器にもこだわりがあるみたい(笑)」とご主人をコーヒーの世界に誘った弓庭さん。

一日のスタートを切るためのコーヒー。気分をリセットするためのコーヒー。コーヒーの楽しみ方はいろいろあるが、お二人にとってのコーヒーとは、快適で心地よいくらしのリズムをつくり出すためのスイッチのような存在なのだろう。

飲み物を超えた、
コーヒーが持つ魅力。

弓庭さんとコーヒーとの出会いはなんと幼稚園の時だという。「小さなカップに入れてもらった、たっぷりのミルクと砂糖が入ったコーヒー。その甘い味も好きでしたが、それ以上に大好きだったのが、コーヒーを飲むときに流れる静かでゆったりとした時間。さっきまであんなにバタバタしていたのに、さぁコーヒーを飲もうってなると、みんな静かに落ち着くんです。子供心に、なんだかすごくいいなって」

その時から弓庭さんにとってコーヒーは、単なる飲み物としてだけでなく、コーヒーがある空間やシーン、流れる時間も含めて楽しむものになっていたのだろう。

「コーヒーには不思議な魅力があるんでしょうね。SNSでコーヒーを淹れる写真をアップしたら、海外からも反応があるんですよ。コーヒーは、国と国との壁を越えて人と人をつなげる共通言語なんですよね」と刈込さん。古くから世界各地で多くの人たちを魅了してきたコーヒーには、まさにそういう力があるのかもしれない。

「もしチャンスがあれば、二人で大好きなインテリアでコーディネイトしたカフェをしたいなって。まるで自宅のリビングにいるような心地よい空間で、自慢のコーヒーを楽しんでもらう。そんなことができたらすごく素敵ですね」

コーヒーを味わうだけでなく、くらしを豊かに心地よいものにするためのアイテムとして活用されているお二人。これからもコーヒーの楽しみ方はさらに広がりそうだ。

Profile
クリエイティブディレクター
刈込隆二(かりこみりゅうじ)さん
空間デザイナー
弓庭暢香(ゆばのぶか)さん

Tomorrowをもっと見る

  • TWITTER
  • LINE
  • facebook