暮らしのリズムは 薫り高き一杯から。 珈琲を点(た)てるということ。 起きたらすぐに窓を開けて新鮮な空気を取り入れる。 部屋を整えて、豆の種類を選び、ゆっくりと丁寧に挽いていく。 茶室で茶を点てる際に客人のために万全な準備をするのに似ている。 珈琲が醸成する空間、流れる静かな時間は かけがえのないものになっていく。